「あ、恋那いた」 ふと、そんな声が聴こえてきて、振り向 こうとしたら。 ──ポスン。 と、温かい何かに包み込まれていて、驚 いた。 その甘い匂いから、それが光弥だってす ぐにわかって、顔が赤くなる。 クラスの皆だって、驚いたようにこっち をみてるし。 慌てて離れようとしたけど、光弥の力が 思ったよりも強くて、私はされるがまま 。 すると、光弥の低い声が上から降ってき た。 「これ、俺の彼女。手ぇ出したら……殺 す」