教室に向かう途中、後ろからどーんっと
勢いよく抱きつかれて、私は前につんの
めった。
もう少しで顔面から廊下にスライディン
グする所だったのを、どうにか踏ん張る
。
その正体は千夏で、イタズラっぽくニヘ
ヘ、と笑っていた。
「おっはよ、恋那!」
「千夏、おはよう。あと危ないから、抱
きつくならもっと優しくね」
そうにっこり微笑むと、むにーっと頬を
つねられた。
え、何故につねる?
痛い痛い!!結構痛いッスよ!?千夏さ
ん!!
すると痛さと驚きに身を強張らせる私に
、千夏はニタァ、と笑った。
「幸せそうな顔しちゃってぇ~!」
「え、うそ!?」
ツンツン、と頬をつつかれて、思わず目
を見開く。


