それはびっくりするくらいの早業で、光
弥は呆然とする私を見て笑いながら一人
先に、朝食を食べ始めた。
その姿があんまり優雅で、蹴っ飛ばした
い気持ちになったのは
きっと、言わないほうが身のため……だ
よね。
私は、いつもとかわりなく登校して、教
室に向かった。
光弥に一緒に行こうって言われたけど、
恥ずかしいからって逃げてきちゃった。
本当は私だって行こうと思ってたけど、
あんな風に朝からくっつかれたんじゃ、
登校中気が気じゃないし。
なにより、私の心臓がもたない。
まさか光弥が、あんなこと企んでたなん
て、気付きもしなかったから。


