……好きな、女の子? そうだよね、もう高校生だもん。居たっ ておかしくなんて無いじゃん。 からかってやればいいんだ。 モテモテだねって。好きな女の子居るん だ?って。 冷やかして、からかってやればいいんだ 。なのに。 「……っ…」 どうして、涙が止まらないんだろう。 変なの。 泣くことなんて無いのにさ。 だけど涙が溢れて止まってくれなくて。 私は声を押し殺しながら、泣いていたん だ──。 「……あんた、どこまで鈍感なのよ」