そんな声が聴こえてきて、私の足はピタ ッと止まった。 思わず隠れて、壁からそっとそれを覗く と、光弥と、同じクラスの山田さんが、 向かい合ってた。 山田さんは、頬を紅潮させながら、光弥 を見つめてる。 光弥の顔はここからだとあんまり見えな かった。 「お願いっ……付き合って欲しいの!」 おーおーおー。やっぱりモテモテですね 、光弥。 ……あんなエロ男のどこが良いんだか。 でも次の光弥の言葉に、胸に針が刺さっ たようだった。 「ごめん。……俺、好きな女の子、居る から」