あれ……もしかして、地雷踏んだ?なん て思っていると。 「もう知らないわよ……あんな、あんな 、クリスマスにバイトいれる男!」 と千夏が叫び出して、私は苦笑いを浮か べた。 「ああ……そうなの」 曖昧にそう返事をすれば、千夏は、潤ん だ瞳を私に向けてきて。 そして、千夏が私の腕をぎゅっとにぎっ てきた。 「だからね、恋那クリスマス──」 「いや、駄目だ」 千夏の言葉が途中で遮られて、私の頭に 何か乗っかった。