「──俺、告白するから」



突然放たれた、凛とした声。



だけど、そう言われても俺は「あっそ」
としか答えられなかった。



正直不安だった。勢いでくっついたら、
どうしよう、とか。



でもいいんだ。例えそうなったとしても
奪えば良いんだから。俺に、惚れさせて
やればいい。



しかし、どうにもわからない。



恋那と滝川は、今俺の目の前でメアド交
換なんかしてる。



そして、そんな光景にまたイラつく俺。



オイコラ。昨日のうちにそんな発展した
のか?



恋那……なんでそんなにニコニコしてる
んだよ。



もしかして、どうにかなっちゃったの?
もう──。



別の男のモノなのかよ。