「はあぁぁあ~……」



口から出てきたのは、風船から空気が抜
けていくような、萎れた声。



私は、机の上にだらりと腕を投げ出して
、大きくため息をついた。



もうなんか、なにもやる気が起きない。



この前、テストが帰ってきて、それと同
時に順位も発表された。



……私は、9位。



社会さえなければ、1位だって夢じゃな
いのにな……。



別に特別社会の点数が悪かったんじゃな
い。どっちかというと今までよりは出来
てた。



……多分、光弥のおかげで。



「大丈夫だって、次があるし。それに9
位ってスゴいよ?」



項垂れる私を励ますようにそう言って、
にこって笑う圭君。