朝、目が覚めて。


隣に奏未がいなかった。



いつも、奏未が朝、起こしてくれていた。



まさか、本当に、

出ていったのか…。



テーブルの上に、朝食が置いてあった。



それを食べ、

奏未の部屋に向かった。




ほとんど何もなかった。

あったのは、ベッドくらいのおおきなものだけ。




奏未がどこに行ったのか。

手がかりは何一つない。






ため息をついて、


会社へ向かった。