「もしもし、」 『…あの』 ……え? 隼斗じゃ…ない? 『部長の奥さん…ですよね』 「…はい…」 『すいません、今一緒にいるんです』 わけわかんない… 「どなた…ですか?」 『…安斎です、部長の部下の』 「隼斗は…?」 安斎さんは、 鼻で笑いながらあたしに告げた。 『部長なら、今シャワー浴びてます。ホテルで』