時計を気にしながら、 仕事のペースを上げる。 夕飯の支度、 奏未がいつもやっている家事を、俺がしなければならない。 俺が考えていたより、大変だった。 集中し過ぎているのか、 目の奥が痛んで疲れが増す。 そんなのを気にしていたら、何も手につかなくなる。 刻々と時間が過ぎる中… 仕事を終わらせ、 車に乗った。 車内が冷えていたから、 室内温度をあげて、 帰途についた。