「え…」 「那智が眠ってた時に、結婚しようって言ったんだけど。 聞いてなかった?俺はてっきり、それで目を覚ましてくれたんだと思ってたけど」 俺らしくないいじめかたを那智にしたら、那智は真っ赤に照れた。 もう~、と頬をふくらませて怒った顔が、無性に可愛く感じて…。 看護師の目を盗んで、こっそりとキスをした。 「あたしも…悠が好き。ずーっと、好きだったんだよ…」 やっと、思いが通じたそのとき、俺は気付けた。 繋がらなくなった電話は、お互いの心を繋ぐ為だったんじゃないか、って。