「なぁ那智。俺が言ったこと、聞こえてた?」
「ううん…。でも変な夢見てた。
悠が思いっきり笑ってる夢!」
本当に…
那智はいつから俺の心を掴む天才になったんだろう。
「スーツだね。
仕事帰りに寄ってくれたの…?」
「うん」
「ごめんね。
でも、ありがと」
「はは、暇だから来ただけだし」
「はいはい、ありがとーございました」
懐かしい、この感じ。
「悠…?なに泣いてんのよ!アハハっ」
「バカ。笑うんじゃねーよ。
あのメール、全く意味分かんなかったんだけど。
何にきづけばいいのか」
「べっ…別に。
忘れた!そんなこと…」
「じゃあ、俺が気づいたこと言おうか」
「………何?」
「好きだよ、那智が。
もう絶対、離さないけど、いいよね?」

