「隼斗・・・・、



こわい・・・・・よ・・・・」




病室で、うなされたように奏未はずっと呟いていた。



俺は…

ただ、奏未の手を握るしか出来なかった。




そして……………‥‥‥



日が変わり、


深夜3時07分。




俺達の子供の産声が響いた。







―――――……‥はじめて、


はじめて、奏未の前で。




俺は、嬉しくて涙を流した気がする。












「これからよろしくね・・・・赤ちゃん・・・・・」