病院からの帰り道。



隼斗と2人でお店に行って。
いろいろな赤ちゃん用品を見に行った。



「この服、かわいいね」


「女の子だったら、だろ。男の子だったらそのピンクの服、どうするんだよ」



あ、そっか。



じゃあ佳苗にプレゼントしようかな。



「でも黄色ってのもな。
……空色はどうだ?」



隼斗が持ってきた服。


白に近い、薄いきれいな水色の服。



「かわいいっ!
これにしよう」











こんなふうに、小さくても、楽しく家族でいたいな。




そんなことをささやかに願った、

幸せいっぱいの1日が過ぎた。