「…腰、さすってやるか?」 「うん、お願い」 隼斗の手で、優しくさすってくれるのが好き。 妊娠してから、たくさん隼斗の好きなところができた。 数えきれないくらい。 「何笑ってんの? 思い出し笑い?」 「違うよ! ふふ、隼斗には秘密ー!」 「はいはい」 あれ、何か子供みたいに扱われた気がする。 「やっぱり何て思ったか言おうかな」 「俺は別にどっちでも」