9月30日。 その日の朝。 あたしと隼斗はまだベッドの中にいた。 もう9月も終わりなのに、気温は相変わらず高い。 でも真夏と違って、蒸し暑さじゃなくて、全然過ごしやすい。 「日曜日はたくさん眠れるからいいね…」 「そうだな」 「おはよう、赤ちゃん」 「まだ寝てんじゃねぇか」 「ええ?そうかな…。 だからお腹重いのかな、早く起こされて寝起き悪いのかも」