母さんとは、高校生あたりからあまり話をしなくなった。



別に避けていたわけじゃない。



「‥‥じゃあ、私帰るわね。また明日ね、隼斗くん」



「はい…、
ありがとうございました」


「ふふふ、奏未のこと、よろしくね」




駅まで行くと言ってたから、送ると言ったがお義母さんは遠慮して、


「こんなおばあさんはいいから、奏未の側に居てやって」


と、拒否され。



玄関まで見送った。





寝室にいた奏未は、すーっと寝息を立てて眠っていた。


「‥や‥‥と‥‥」