「おはよう隼斗。朝だよ〜」 「‥‥んー‥‥‥まだ寝かせて‥」 春の温かくて優しい日差しが、あたしたちを包み込むみたいで気持ちいい。 あれから、もう4月になった。 幸せな日々って、 本当に早く過ぎていく。 あたしも寝ちゃお‥‥‥。 今日は日曜だし、 まだ隼斗の腕の中にいたい‥‥。 あたしが隼斗に気を遣うのも、隼斗があたしに気を遣うのも、 あの日から無くなって。