右の…肩を指差した隼斗。
「‥‥真っ赤だぞ。お湯でもひっくり返したのか?」
「‥‥う…ううん。
多分…お花買いに行ったときに、女の人とぶつかって…そのとき、コーヒーがコートにかかっちゃって……かな…」
「‥‥女?」
「うん…」
「‥‥‥悪かった。ご飯前に‥
藥塗るよ。待ってろ」
「うん…」
……ヒリヒリしたの、このせいだったんだ。
全然気づかなかった。
それにしても、
今思い出せばあの人、なんで…お大事に、なんて言ったんだろ。
あたしだったら、コート汚しちゃったら…
すいませんしか言えないのに。
あたしが火傷したとか、思ったのかな…。
「奏未、上向いて」
「え!?」

