「本当に大丈夫ですから…。 あなたこそ、怪我とかしてませんか?」 「大丈夫です。 明日、恋人のお母さんの命日で、花屋を色々まわってて…」 「あ…あたしもです!偶然ですね!」 「……………‥‥‥そうですね、偶然ですね」 あれ… 何か、顔色悪くなった? 「では、急ぎますので」 あたしの耳元で、 “お大事に” と呟いてから、颯爽と歩いていってしまった…。 その時から、 どこか胸の奥にイヤなつっかえが出来た気がしたんだ…。