もう大丈夫だから、と起き上がり、立ち上がった奏未の腕をとった。 「休んでいいから。 後のことは俺がやっとく」 「…うん、わかった」 飲みかけのカップを飲み干して、 寝室に戻ると、 すー、と寝息をたてていた奏未がいた。 疲れてたのか。 そっと毛布をかけると、 ゴソゴソと動いて…。 「あれ…あたし寝ちゃってた…」 「いいよ。寝て」 「‥‥ううん、一緒に寝る」 「誘ってんの?」 「ち…がう」 「今日は、何もしない」