汗を少し吸った服を脱いで、 違うシャツに着替えてから、 リビングに行って奏未の手伝いをした。 「ありがと」 「‥‥あぁ」 小さく笑った奏未を、 それからずっと目で追っていた。 奏未が笑う度に、 不安が押し寄せてくるような気がした。 「明日から隼斗、仕事頑張ってね」 「……」 何も、言い返せなかった。 でも、取り合えず。 安斎に、あの写真のことを聞く。 真意が知りたい。