1月1日。 元旦のこの日、隼斗とあたしは2人でとあるところに来ています。 「いらっしゃーい、奏未、隼斗くん!」 「明けましておめでとうございます、お義母さん」 「ただいま〜!」 そうです、あたしの実家に来ています。 出迎えてくれたのは、あたしのお母さん。 「…お母さん、お父さんは‥‥?」 「今釣りに行ってるわ。隼斗くん、大丈夫よ。安心して」 隼斗は、ふぅ、と肩の力を抜いた。