―数分後、とある駄菓子屋
「美味しいです!!」
雪羅がカリカリくんを食べながら言う。そんなに美味しいのかな…?私はラムネを少しずつ飲みながら思った。
「鬼灯、座ったらどうだ?」
「では、遠慮なく」
鬼灯が私の隣に座る。鬼灯はアイスをちびちび食べている。始めて食べる物だからとは思うが…女々しい野郎だ…
「ちびちび食わないで、ガブっと食うの。こんな感じに」
私はラムネを置いて、身を乗り出し鬼灯の食べかけのアイスにかぶりついた。
鬼灯がアイスを見ながらわなわなと震える。そして顔を真っ赤に染めた。
「主様!はしたないですよ!しかも俺のアイス!」
「いいじゃん、美味しく頂いたから」
私は微笑みながら、ラムネを飲み始めた。