雪羅の言う通り、俺等は赤ん坊の時から知っているいわゆる幼馴染みと言う奴だった。

お互いの親が義兄弟だったから、妖怪では珍しい(?)幼馴染みと言う仲になったのだ


「辛いと思うか…何故そんなことを聞くんだ?」

雪羅は少し俯くと、少し恥ずかしそうに呟いた。

「あんたも私も妖怪としか付き合ったことないし…遊び半分でも、付き合ってたんだからそれなりに妖怪同士の扱い方は分かってるはずでしょ?でも、今鬼灯は半分妖怪の人間と付き合ってるんだし…それなりに苦労とかしてるのかなーっていう…簡単に言えば、興味本意!!まどろっこしくなってきた!!」

さっきまでの恥ずかしげな様子はなく、彼女は一升瓶に入った酒をらっぱ飲みした。

俺はその姿に苦笑しながら、口を開いた。