翌日
長い長い話し合いの末
私とトモの婚約は白紙になった
トモは他に好きな人が居ると言い張る私に愛想をつかしたようで
私達の6年の交際はたった1本の電話であっけなく終わった
トモと別れてすぐにリクちゃんに電話をかけてみたけど
何度かけてもリクちゃんは電話に出なかった
私はリクちゃんに
『つぐみだよ、元気にしてる?』
と、メールをした
返信は無くて
1時間、2時間と時間だけが経っていく
いつも返信が早かったのに・・・
私は生きた心地がしなかった
このまま連絡が取れなかったらどうしようそう思うと
部屋で一人、何も手につかなかった
今さら気づいた
私にはリクちゃんが必要なんじゃなくて
リクちゃんじゃなきゃダメなんだって事
他の誰も代わりにはならないんだって事
どうしても伝えたくて泣いた
そして、
何時間経ったろうか
ケータイが鳴り
私はベッドから飛び起きた
着信画面は
『ミクニヤリク』だった
「もしもし!?」
「つぐみちゃん?」
聞きたかったリクちゃんの声だった
「リクちゃん・・・よかった、もう連絡無いのかと思っちゃった」
「ごめん、ごめん。これ、やっぱりつぐみちゃんの番号だよね、俺、データ消しちゃったから最初気づかなくて」
そっか
あの時、本当に私の番号消しちゃったんだ
なんだか寂しく感じた
「私こそ、突然ごめんね」
「大丈夫だよ、どうしたの?」
「あのね、リクちゃんに話したい事があって・・・今日とか会えない?」
自分の気持ちを、直接伝えたいし
何より今すぐリクちゃんに会いたかった
「今日!?うーん・・・夜バンドの練習があるから、今から2時間位なら空いてるけど」
「ホント!?じゃ、今から会いに行ってもいい?」
「え!?うん・・・いいよ」
電話を切ると私は急いで出掛ける準備をして家を飛び出した
早く、早くリクちゃんに会いたい
その一心で駅まで足早に急いで電車に乗った
長い長い話し合いの末
私とトモの婚約は白紙になった
トモは他に好きな人が居ると言い張る私に愛想をつかしたようで
私達の6年の交際はたった1本の電話であっけなく終わった
トモと別れてすぐにリクちゃんに電話をかけてみたけど
何度かけてもリクちゃんは電話に出なかった
私はリクちゃんに
『つぐみだよ、元気にしてる?』
と、メールをした
返信は無くて
1時間、2時間と時間だけが経っていく
いつも返信が早かったのに・・・
私は生きた心地がしなかった
このまま連絡が取れなかったらどうしようそう思うと
部屋で一人、何も手につかなかった
今さら気づいた
私にはリクちゃんが必要なんじゃなくて
リクちゃんじゃなきゃダメなんだって事
他の誰も代わりにはならないんだって事
どうしても伝えたくて泣いた
そして、
何時間経ったろうか
ケータイが鳴り
私はベッドから飛び起きた
着信画面は
『ミクニヤリク』だった
「もしもし!?」
「つぐみちゃん?」
聞きたかったリクちゃんの声だった
「リクちゃん・・・よかった、もう連絡無いのかと思っちゃった」
「ごめん、ごめん。これ、やっぱりつぐみちゃんの番号だよね、俺、データ消しちゃったから最初気づかなくて」
そっか
あの時、本当に私の番号消しちゃったんだ
なんだか寂しく感じた
「私こそ、突然ごめんね」
「大丈夫だよ、どうしたの?」
「あのね、リクちゃんに話したい事があって・・・今日とか会えない?」
自分の気持ちを、直接伝えたいし
何より今すぐリクちゃんに会いたかった
「今日!?うーん・・・夜バンドの練習があるから、今から2時間位なら空いてるけど」
「ホント!?じゃ、今から会いに行ってもいい?」
「え!?うん・・・いいよ」
電話を切ると私は急いで出掛ける準備をして家を飛び出した
早く、早くリクちゃんに会いたい
その一心で駅まで足早に急いで電車に乗った

