「そういえば、リクちゃんて何歳?」

やたら童顔だったし物凄く若くても困るなぁと思った

「俺ですか?23です!見えないですよね?よく補導されます!」

なんだか面白くて、笑ってしまった
電話の向こうでリクちゃんも笑っている

「そっか、10代じゃなくて良かった。じゃ明日」

「はい。おやすみなさい!」

「おやすみ」

電話を切った

ほんの5分くらいの通話時間だったけど
なんだか妙に楽しかった

トモと毎晩、寝る前に電話をしてたのも、ずいぶん昔の事だなぁと思った

私はベッドに入ってから明日着る服を考え出した

でも、なんかそんなに気取る必要もないかなと思った

リクちゃんならいっか

そう思ったら眠気が襲ってきて
すぐに私は眠りについてしまった