「俺が大学生のときみなみの母さん、愛川宇未とつきあっていて、俺は遊びだったんだけど…。
だけど妊娠させちまったんだ。
それで妊娠費用とかを稼ぐためにバイトをしようと思ってそのバイト先にゆうきの母さん、中島咲稀と出会った。
宇未が入院で病院にいたときにつきあった。
咲稀は俺にとってほんとにすきだった。
愛してた。
みなみが生まれてからも咲稀とつきあっていた。
別れられなかった。
それから6年後、ゆうきが生まれた。
咲稀が生んだんだ。
咲稀は白血病だった。
咲稀はしぬ前に俺と宇未にこういったんだ。
<遊哉と宇未ちゃん。ゆうきとみなみちゃんをよろしくね?>
って。
怒ったり責めたりせずにただ笑っていったんだ。
そういってから咲稀は息をひきとった。
これでいいか?」