舞い散る花の導く先に

呉羽の歌声は優しく耳になじむ。

さっきまでふざけおどけていた隊士たちが一気に静かになるぐらいだ。

平「おーい!ここ等辺でいいんじゃねえか?」

土「よし、そうするか」

土方さんの一言で一斉に準備が開始される。

近「さあ、みんな今日は久しぶりの花見だ!!思う存分飲んでくれ!!!」

その一言で楽しい花見が始まる。

みんなとてもいい笑顔で笑っていて

見ている私までつられて笑顔になった。

新八さんと平助君の飲み比べや

原田さんの切腹したときの話

沖田さんが無理やり土方さんに飲ませようとしたり

斉藤さんがなぜか猫と会話していたりと

笑いが絶えない宴会だった。

呉「ふう・・・ここは暑いな・・・」

みんなの熱気のせいか少し蒸し暑い。

誰かに一言掛けようかとおもったが、せっかく楽しんでいるので私はそっと宴会を抜け出す。