舞い散る花の導く先に

原「お前の声は綺麗でよく通るからな」

沖「ねえ、綺麗な歌声もういちど聞かせてよ」

楽しそうに沖田さんが私の顔を覗く。

呉「か、からわないでください二人とも!」

私は手で顔を覆う。

土「からかってなんかねえよ。」

ぽんっと土方さんが私の頭に手を乗せる。

呉「え?」

土「みんな本心しか言ってねえよ」

近「是非またうたってくれないか?」

きらきらとした瞳で近藤さんがこちらを見つめてくる。

こ、こんな瞳で見つめられたら断れない・・・・

呉「わ、わかりました・・・だ、だけど歩きながらですからね?」

沖「わかってるよ」

私は頷き、また小唄を口づさむ。