舞い散る花の導く先に

そして夕飯まで沖田さんと話していた。

こんなに沢山沖田さんと話したことがなかったのでたくさん話せて新鮮だった。

そして話していて沖田さんがどんなに一番隊、新選組、幹部のみなさん、そして土方さんと近藤さんを大切に思っているのかがわかった。

そして沖田さんは夜の巡察へと出かけていった。

今はもう深夜だ。

月がちょうど真上にある。

私は喉が渇き水を飲もうと台所へと向かう。

すると、向こうから誰かが歩いてきた。

呉「あれは・・・」

土方さんに昼間怒られていた人だ。

一番隊は巡察のはずじゃ・・・・

そっと隅から見守る。

すると土方さんの部屋の前でその人は止まる。

嫌な予感がして私は走り出す。

すると刀を抜き土方さんの部屋へ飛び込もうとする。

呉「だめっ!!」

私はその人の手を掴み廊下の角へとまがる。

この角は物置につながっているため人通りが少ないからだ。