新「い、いいのかっ!?」

呉「はい。」

平「やったああ!!」

二人は嬉しそうに私の分の膳まで平らげた。

朝の食事の時間も終わり、みんなで片づける。

私は沖田さんの元まで駆け寄る。

呉「沖田さん!」

沖「ん?なに?」

呉「あの、今日の食事当番沖田さんですよね?」

沖「そうだけど?」

呉「残してしまってごめんなさい」

そういって私は頭を下げる。

沖「別にかまわないよ。それに新八さんたちにとってはよかったんじゃないなか?それより・・・」

呉「え?」

すっと私の目に手を添える沖田さん。

沖「目が腫れてるけど泣いたの?」

呉「あ、いえ、その・・・」

私はなんといえばいいのかわからずしどろもどろになる。

沖「あはは。別に困らせるつもりはなかったんだけどな」

そう言ってそっと手を戻す。

沖「そうだ、今日呉羽ちゃん暇?」

呉「あ、はい」

沖「それなら稽古に付き合ってほしいんだけど!!」

呉「はい!!」

私は準備のため部屋へ戻る。