舞い散る花の導く先に

勢いよく抱きついた私を信長様は軽々抱きとめてくださる。

濃「お久しぶりでございます。」

信「ああ、おぬしも体を借りているのだな?」

濃「ええ。呉羽の体を借りています」

生まれ変わった信長様。だけど私には前世と変わらぬ姿に見える。

やっと、やっと逢えた・・・・

信「元気にしておったか?」

濃「ええっ!信長様はお元気でしたか?」

信「ああ、あいかわらずじゃよ」

そういっておどけたような微笑みを浮かべる。

私たちはしばし自分たちの近状を話し合った。

ああ。この時間がずっと続けばいいのに・・・・