舞い散る花の導く先に

沖「え?」

呉「だって、普通面倒じゃないですか?こんなわけのわからない女の面倒を見るなんて」

ああ、確かにそうだ。

僕は根っからのめんどくさがりで、面倒事には首を突っ込まない主義。

だったはずなんだけど・・・・・

沖「あはは。面倒じゃないよ。」

むしろ君の傍にいると面白いし、何より心が安らぐんだ。

そう告げようかと思ったけれどその言葉は今は飲み込む。

呉「ふふ。沖田さんって優しいんですね」

そういって少し嬉しそうに微笑君。

この君に対する気持は一体なんだろう?

この気持ちの名前がわかったならば

僕の素直な気持ちを告げようか?

そんなことを思いながら呉羽ちゃんと世間話を続けた。