手を引かれ背中を押され、連れて来られたのは
新二の部屋。
「さ、入って入って!!」
入るのはすごく気が重い…。
だって、昨日の優花、新二と二人きりでこの部屋に居たんだよね?
何か、すごい声も聞こえてたし…。
ドアをしぶしぶ開ける。
視界がちかちかした。
新二の部屋は、何のお祭りかってくらいたくさん飾り付けしてあったから。
クリスマスツリーに巻くようなあの、キラキラフサフサのやつとか、キャンドルとか。
丸いテーブルの真ん中には、おばちゃん特製の超デカ3段イチゴケーキも置いてあって、その横にはめちゃでかい包みまで置いてある。
あたしが声も出せずにいると、後ろから「座れよ。」と新二が声を掛けてきた。
「ありがと。」
一番手前にあった座布団に座った。
優花は、ケーキケーキ言いながらあたしの右前のところに座る。
新二は左斜め。

