「文?どうしたの?また、調子悪いの?」と美恵がボーと突っ立っていた私に声をかけてきた。その時、私ははっと気がつき慌てて気を元に戻した。
「あ、いや大丈夫だよ。ありがとう。」
「そう?なら、よかった!それより早く行こ?授業始まっちゃう!」
そう言って、私の手を温かい手が包んでくれた。
理科の時、班を先生に頼んで美恵と同じ班にしてもらった。
実験も無事終わり、ほかの授業もあっという間に終わった。
ホームルームも終わって、それぞれ部活にいったり、下校したりしていた。
外はとても寒くビュービュー音をたてて風が吹いていた。
私は、バレー部に所属しているが、事情をはなして、しばらくの間休むことになった。
私が、マフラーとウインドブレーカーを着て下校していると、後ろから「文ー待ってよー」と聞き覚えのある声が聞こえてきた。
振り返るとやはり、美恵だった。
美恵も同じバレー部なのに、どうしたんだろうと思ってら、足の速い美恵はすぐに私のそばに来ていた。
「はぁはぁ、もう!何も言わずに一人行動しないでよ!全く。」と怒られてしまった。
「あ、ごめんね?それより、美恵部活は?」
「あぁ、部活は文が心配だから休んできた!」
「え?!そんな・・・悪いよ。私なら、心配いらないのに・・・。」
「いいよいいよ。帰ろ?」
「う・・・うん。」
と美恵の優しい言葉に私は負けてしまった。
「ね。久しぶりに買い物行かない?」
とるんるんで言ってる美恵。
「そうだね!いこいこ?」
と私もちょうど買い物に行きたかったからその話に乗った。
「このまま?それとも一旦帰る?」
「うーん、寒いしちょっと着替えようかな・・・?」
という私。


