「もっとくっついていればよかったのに」

・・・

「な、何を言ってるんですか?」

目を逸らしたまま言った私。


「その顔、可愛いね?」

そう言ってクスクス笑う仙堂部長。



「からかうのはやめてください」


「からかってなんかないよ。

唐沢さんはイイよな、

竹内さんのいろんな顔が見れて」


「・・・」


「…ベッドの中では、

どんな顔をするのかな?」


「?!」

真っ赤になった私。


「なんなら、今から試してみる?」


「ふ、ふざけないでください!!

仕事は終わりましたね?

今日は、直帰していいとの事だったので、

これで失礼します」