「本当に可愛いすぎ。 すぐに上がるから試合観て待ってて」 顔を上げると、彼はバカにするかのような笑いではなくあたしの1番大好きな笑顔で笑っていた。 だからいつの間にか恥ずかしい気持ちは消えて、うんと頷いている自分がいた。 そしてまたリビングに戻って、ソファーの上で体育座りをすると、テレビの中で一生懸命頑張っている彼に いっぱいいっぱい応援して本物の彼を待っていたんだ。