普段は優の気持ちよさそうな寝顔を一瞬だけみると



リビングに行って起きてくるのを待ってるんだけど



今日は起こした方がいい気がして……



「優、起きて。大丈夫?」



と彼の肩を揺すりながら起こしてみる。



「……頼むから……行かないで」



返ってきた言葉は寝言で彼はまだ夢の中だ。



だからあたしはもう少し大きな声で優の名前を起きるまで呼び続けた。



もうこんな苦しそうな顔見ていたくないよ。



早く起きてよ、いつものように大好きな笑顔を見せてよ。