一瞬だったが、その変な女と目が合った。

何?あいつ・・・

「お、沙羅ちゃん居たー?」

ヒョコっと拓弥が出てきた。

「沙羅・・・?」

「あ、さっき話題に出してた綺麗な子、沙羅ちゃんって言うんだよ。えーっとー・・・何処に居るかなあー・・・
あ、いたいた!奥で、机に伏せてる子!」

本当に可愛いなあー♪と上機嫌な拓弥。

あいつって・・・あの変な女が沙羅っちゅー奴?

ふーん・・・気に入った。

「拓弥。俺、決めた。」

へ?としてる拓弥をよそに女共をかき分け、机に伏せている女の前に立った。

「おい。」

声をかけると、女はゆっくり顔を上げた。

「・・・・・・何よ」

う、わー・・・お前の方こそ何だし。オレ様に向かって・・・ ま、ここは我慢我慢。


「お前、今日から俺のオモチャね。よろしく。」