「暇だね」


「うん」


かなえの言葉に答えた。

3学期ももう2月の暮れ。

大体が進路先が決まり、学校は自由登校となっている。


まぁ進学者は授業受けるんだけど、でなくてもいいの。

進学者の大半は出てるけどね!

私は調理の専門学校にいくことにした。

かなえは看護師を目指すために大学。

夏樹くんは同じく教師を目指すために大学。

恭平はこのままお父さんの会社を次ぐために、社員からスタート。


みんなバラバラだ。