保健室の窓から外を眺めていると、ドアが開いた。 ガラッ 「お待たせ」 「いえ」 「ここに座って!」 机のそばにある椅子を手で指して言ってきた。 「はい」 私は言われるままに座った。 「そんな緊張しないで!コーヒーと紅茶どっちがいい?」 「紅茶で」 立花先生は飲み物を入れながら、言った。 「はいどうぞ」 机の椅子に座ってコップをおいた。 「ありがとうございます」 …って距離が近い…。