「つけさせて」 結菜に渡したネックレスを手に取り、結菜につけた。 「侑都…」 ほら。 結菜は目に涙をため、泣き出した。 やっぱり泣いた。 だから俺は店で渡さなかった。 「似合ってるよ!」 「あり、がとぉ…」 結菜が抱きついてきた。 それを優しく受け止め、抱き締め返した。 結菜に似合うと思った、ピンクの可愛らしいアクセがついた、シルバーのネックレス。 思った通り、よくにあってた。