そのあと沈黙が続いた。 「着いた」 「えっ?ここ…」 私が見た限り、そこは水族館だった。 「…なんだよ」 「…うんん!」 侑にいも可愛いとこあるんだって思った。 ただ口に出すと怒られそうだから口を閉じた。 「行こぉ!」 「…あぁ」 私は侑にいの手を引き中に入った。 手を引くんじゃなく、手を繋いだり、組んだりできたらいいのに…。 なんてね…。 ただの私の願望。