そう言って蒼はあたしから少し離れ、あたしは蒼が離れた後すぐに部屋の鍵を開けた。 ガチャガチャ キィー… 少し暗いあたしと蒼の部屋。 電気をパチパチと付け、自分の机に向かった。 蒼も、自分の机に向かい珍しく教科書を取り出したかと思うと、何故だかあたしの方に向かってくる。 「な、何よ!?」 これまた珍しい行動だから、あたしはビックリした。