… ガラガラガラ 「あ、お帰りー…棗流。」 香里奈があたしにそっと話しかける。 「あ…うん。まぢで散々だった…」 ため息をついたのと同時に、後ろから飛びついてくる杏奈。 「ねーねー…どうだったの?どうなっちゃったの?」 これまた興味津々で聞いてくる。 「…そ、その前にく"るじぃ…」 杏奈の腕で、呼吸がしずらくなっていた。 「あ、ごめんごめんー^^」 そう言って、あたしの首から腕を外す…