ついでだからということで、3泊4日お爺ちゃんの家にお世話になることになってしまったんだから、尚更だ。 本当は当初一週間と言われたが、あたしがそれならば行かないと駄々をこねた結果がこれだ。 お爺ちゃんの家が嫌いなわけではない。 ただ何となく行きたくないだけ。 「はぁ…」 二度目の溜息を吐くと、のっそりと上半身を起こした。 「…飲み物ある?」 「はいよ」 渡されたペットボトルを受け取る。 それは烏龍茶だった。 緑茶がいいと呟くけれど、ないと一喝されてしまったからしょうがなく飲んだ。