死神の嘲笑

祈りを捧げるように、両手を組んだ死神は言葉を続ける。

「私はあなた方を応援していますから。それでは、十七日にお会いしましょう」


扉を開け、去っていく。



さっと立ち上がった梓は、口を開いた。

「捜そ。残された時間は少ないんだから」

三人が、同時に頷いた。