死神の嘲笑

箱を無事にしまうと、朱理は三人の元へと戻る。


「でもさ、四日目の朝で三つが見つかったってことはもう余裕なんじゃない?」

すっかり機嫌が戻った友弥の様子に、安堵の吐息が漏れる。

「どうだろうね。私、願いを考えておかないと」

「できるだけ早くに見つけたいな」

「そうだよね、臨さん。鍵を握るのは友弥」

一日目のショックはどこやら、明るい梓を目にする朱理の唇が弧を描く。

「プレッシャーを掛けるなー」

わざと悲しそうな声を出す友弥に対し、笑い声が響き渡った。